そして伝説へ

byKTA

途中、着替えがしたいのと荷物をおきたいので
俺達は一度俺の家へと寄った
その時ついでに電話で頼まれようとしていた
ヤフオクの状態を確認してから
二人は小樽、毛無山展望台を目指してバイクを走らせた

だんだんと明るくなって行く空を見ながら
ほとんど車の走っていない国道を快適に走り
国道を曲がり細い道へ入ってからは
今度はまさに峠と言うような峠道のカーブを
バイクを寝かし込みながら曲がり展望台を目指した
朝の冷たい風が心地よかった

丁度展望台へ付いたころ
朝焼けが小樽の海を朱色に染め綺麗だった
写真でも撮っては見たがこの美しさは
リアルでしか感じられないだろうな

二人で綺麗な朝日を眩しくなるまで眺めながら
その勢いでさらに奥にあるトンデンファームまで行く事にした
道を知ってる俺が先行を走り、今度はお互いのバイクを乗り変えて
次の目的地トンデンファームに向かって走り出した

もう眩しくなった朝日を浴びながら二人はバイクを走らせる
とっちの新しい相棒VT250は俺が乗っても快適だった

何キロ位だったんだろうか楽しみながら走っていると
あっという間にトンデンファームが見えてきた
いつもならここでアイスを買って帰る所だが
流石にこんな時間に店が開いているわけも無く

今度はとっちが先頭でお互い自分のバイクに乗りなおし
家へ帰る事になった

いくつかのカーブを曲がり、後追いだった俺が
長い直線でとっちのVTを抜こうとすると
彼も察したのか、先にいけよと、手を掲げた
俺はとっちのVTを抜くとミラーから見えなくなるまで引き離し
峠を颯爽と下っていった

少しして、俺はバイクを見通しの良い直線で道路の端に停め
まだ乗りなれていないとっちのVTが追いつくのを待った

待った

待った


おかしい、どんなにトロトロ走っても
いい加減、もう着いても良いころだ

免停を控えてるし、まだ乗りなれてないんだから
あまり突っ込んだ運転はするなよと釘をさしておいたが
まさか何処かでコケてるんじゃ・・・・

そんな予感がして、待ちきれずに俺は峠道を引き返した

すると、コーナーを3つほど曲がった所に彼はいた
彼は無事だった

 

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