俺と水泳

byKTA

昔、俺は水泳教室に通っていた

小学2年から3年ぐらいにかけて

たった1年間だけだったが

7級から1級まできて

ばた足から、背泳ぎ、クロール、平泳ぎ、バタフライと

一通りの泳ぎを覚えて

次にスピード重視の級を1〜3まで上がって

その後は綺麗さっぱりやめてしまったのだが

自分で言うのもなんだが

俺には水泳の才能があったのかもしれない

もともと、ろくに泳ぎを知らない状態

なんとなく入って、その日に

とりあえず「ばた足」をしてみてくださいと言われ

じゃあアナタは6級からはじめましょうと、

普通は7級からはじめるところを

飛び級して6級から始まったのだ

同じ日に入った友人を7級において

俺は6級からスタートしました

 

6級の課題は確か、「ばた足25」メートル

特に何の苦労もせずに余裕で25mクリア

 

つーか、確か月に1回の昇給テスト

2級の平泳ぎで一回つまづくまで

とんとんと昇給、

「おいおいお前ほんとに泳げなかったのか?」

って言うほどに とんとんと

その平泳ぎも翌月にはクリアして

バタフライも2回でクリア

 

スピード重視になってからは、一回目でとりあえず

おまえは3級だといわれ
(スピードの級は上がるほど数が多い)

それからほとんど行かないまま

転校のために水泳をやめて、それっきりだ

 

普通は1年から2年ぐらいかけて覚えることを半年で覚えたし

その後スピード重視になってからは行かなかったが

いきなり3級もなかなかすごいのではなかったのだろうか?

 

そんなこんなで

やめてはしまったが水泳は俺の得意種目になった

 

それからは学校の水泳授業ぐらいでしか

泳ぐことはなくなってしまったが

転校先の千葉県ではプール授業の最後に水泳の試験があった

ちょっとは泳ぎに自信のある俺、受けるのは1級

 

1500m完泳である

 

 

つか、おい、ちょっとまて

 

1級を受けたのは俺と、

もう一人同じく泳ぎに自信があるといっていた仲良しだった友人

テストが始まり2人は泳ぎだすのだが

泳いでから気づいた

 

1500mはどう考えても長すぎる

 

 

試験なので、泳ぎの邪魔にならないように

他のクラスメートはプールサイドで座ったまま

もちろん炎天下の中でだ

試験内容はフォームでもスピードでもなく 距離のみ

結果ゆっくりとしたペースでの泳ぎ方になることは必然

 

泳げないで暑がっているクラスメイトの視線が痛い

 

2,300mを超えた辺りで一緒に泳ぎ始めた友人が足をつく

俺もその後一応泳いでいたが(つか結構余裕なのだが)

盛り上がって応援してくれるわけでもない

暑がるクラスメート

そして

俺のためだけに使われるプール

俺は思った

 

 

このまま泳ぎつづけて

       それが誰のためになるのかと

 

プール授業の時間もあるだろうに

何よりプールを楽しみに来たクラスメート

そう考えると、特に意味の無い泳ぎに疑問を感じ

俺は足をついた

 

結果、1級1500mには、いたらなく 2級1000mにもいたらない

3級500m越えということで

とりあえずクラスで一番泳いだ人にはなったけど

距離が判定基準ってどうよ

泳ぎなんて100m以上泳げる人は体力のある限り泳げるんだから

それ以降は距離なんてどうでも良い尺度だと思うのだが

なぜにあそこの学校は距離にこだわったのだろうか?

 

今でも疑問に残る

 

その後もやはり特に水泳に思い入れることも無く

俺の人生は進んでいき、高校生の時の話だ

今度は25mのタイムを計るという試験が行われた

タイムを気にして泳ぐことなんて無かったが

それなりに自信はあった

クラスでは上位の方に行けるものだと疑わなかった

 

試験終了後、やはり周りのタイムが気になるところ

 

友人ナオキに聞いてみたところ

俺のタイムより2秒も早い

 

25mで2秒っておい

 

そして今度は友人Ripperにもタイムを聞いてみた

 

俺よりも1秒早いタイム

 

 

この時、俺の水泳の自信はもろくも崩れ去ったのだった

やはり、継続は力なりとはよく言うもので

所詮、俺なんかはただの凡人なのだなぁと

つくづく思ったのだ

 

 

ちなみにこの時の俺の試験結果

 

クラス3位

 

 

ナオキは中学水泳部で

Ripperは中学の時に水泳スクール

よく泳いでたんだそうな

 

 

 

そんな、こんなで俺は今でも水泳にはちょっと自信がある

 

 

 

 

 

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