記憶喪失伝説

byKTA

 

その日俺は、朝から5時まで行っていたバイトが終り

家で晩御飯を食べ、自分の部屋で音楽を聞きながら

パソコンのスイッチを入れパソコンに向かいながら

サイトの更新やお気に入りのサイトを巡回するのが日課になっていた

一通り巡回し終わりサイトの更新も終えこれからどうしようかなどと考えていた

夏ならばバイクに股がり 暇そうな友達の家に行ったりするのだが

外は雪道 とてもじゃないが遠出ができる状況ではない

 

こんな日は決まって俺は2つの選択に悩まされる

1つはこのままパソコンの向こうにいる仲間とキーボードを打ちながら

いろいろな話しをしたり ネットゲームに興じて

自分の家でその日を過ごすか

もう1つは 俺の家から歩いて3分ぐらいのところにある

Mの兄貴の家に行き 酒でも飲みながら楽しいひとときを過ごすかだ

 

その日もその2つの選択でどうしようかと迷っていた

とりあえず誰かいなかなと思いメッセンジャーを立ち上げてみた

 

そこにはMの兄貴が珍しくオンラインでいたのだ

話しかけてみると 実は今キーボードを打っていたのは

MさんのマブダチのSさんだった

少し会話をした後 他にメッセに上がってる人もいなく

Sさんにちょっと話したいことがあったので 結局その日は

Mさんちの行くことにした

MさんちにSさんがいるときは決まって酒を飲みながら

仕事や恋愛などから笑い話、思い出話などいろいろなことについて

時間も忘れて熱く語り合うことが多々ある

俺はその雰囲気がすごく好きで 弟分ながらそんな話しに混ざっては

大人の意見にいろいろなことを思いながら聞いているのだ 

 

その日は翌日がSさんの誕生日だったこともあり

祝い酒をかねて口が開いていた日本酒のパックを

コップにそそぎひらめをの刺身をつまみそれを飲んでいた

調度俺がコップに2杯日本酒をそそいだ時に日本酒が無くなり

アルコールは焼酎にきりかわりはじめていた

この頃になるともう酒の弱い俺なんかは顔が真っ赤になっていて

酔いとともに話しも盛り上がり始めていた

そのまま 話しも酒もすすみ、俺ぐらいになると支えがなければ

まっすぐ立っていられないほどに酔っぱらっていた

気持ちよくかなり酔っ払っていたようだ

 

気付くと俺はM兄のベットで目を覚ましていた

対外俺はどんなに酔っ払っていても自我があるというか

記憶なんかもはっきりしているのだが

なんでM兄の家で寝てるのかがわからなかったが

その日は目覚めたのが11時で12時からはバイトが入っていたので

そんなことを深く考える暇もなく とりあえず自宅に帰ることにした

 

自宅に帰るまでの道のりで気付いたことは

まだ酔いが残っていて足が微妙におぼつかないのと

自分で感じられる雰囲気も酔っ払っているときのものだった

家に帰ってシャワーを浴びながら鏡を見るとまだ微妙に顔が赤い

「やばいな まだ酔っ払ってるぞ俺」なんて思いながら

カレンダーを見ると 俺の思い違いでバイトは夕方からだった

 

なんだかあせって損をしたが まだ酒が残っているみたいなので

バイトまでにはさましておこうと思い もう一度シャワーに入りなおし

そのあとは 眠気が襲ってきたのでバイトの時間までゆっくり寝ることにした

バイトの時間ギリギリまで眠っていて

 「何時からバイトなんだ」って親に起こされたときは

「昼からだよ〜」 とか意味不明のことを言っていたが

起きてみると眠気も無く結構すっきりで バイトに向かった

その日もバイトを終えてSさんの誕生日プレゼントにコーヒーを箱で買って

届けようと思い電話をするとMさんの家にいるということだったので

プレゼントを持ってMさんの家へ向かった

 

その日も楽しく話していたのだが

昨日何時どうやって寝たのかが気になり聞いてみた

 

KTA「そういえば昨日って何時ぐらいに寝たっけ?」

 

M「何時に寝たかじゃねーよ」

 

KTA「ん?」

 

S「昨日お前便所にたてこもって
出てこなかったべや」

 

KTA「はい??」

 

S「なぁM」

 

M「ほんとによ お前便所から出てこないから

爺さんたち便所には入れなくて困ってたべや

 

KTA「まじで?」

 

S「あそうだ、KTAアレだぞ、お前昨日最後のほう半分寝ながら
服に酒飲ませてたぞ 
よだれダラダラたらしながら

 

KTA「まじで?

考え中

考え中

 

KTA「ちょっとまって、昨日は確か泳ぎってどうやって覚えたのかとか話してたよね?
それで結局見て真似して覚えて行ったんじゃないっていうことになったよね?」

 

2人「ああ」

 

KTA「そのあとはたしかちょっと 中学生とかの時の時のこととか話して
Mさんは結局表の番長も影で恐れる裏番ってことだったよね?」

 

2人「ああ」

 

KTA「最後のほうはたしか付き合うっていうのの心意気みたいのとか話して
俺とSさんが言うところの付き合うってのと Mさんが言うところの付き合うは
その幅があるからいままでいろいろ意見が合わなかったんだってわかったんだよね?」

 

2人「ああ」

 

KTA「そのあと電話の受け答えで
会社がつぶれるから商品キャンセルするって客がいたときに
ほんとはだめなんだけど 大変そうなんで良いですよ って言おうと思いながら
間違ってかわいそうなんで良いですよ とかはなしてたよね?」

 

2人「ああ」

 

KTA「それまでしか覚えてないんだけど その後何があったの?」

 

 

 

S「いや その後数分ぐらいでKTA 壁によっかかりながら

半分寝ながら服に酒のませてたんだって

 

 

よだれダラダラたらしながら

 

 

 

 

それから 墨汁で額になんか書いてやろうと思って

KTAに「肉どれがいい?」 って聞いたら

 

 

 

 

 

 

 

満面の笑みで虫マンって言ってたよ

 

そのあと、ほど無くして気持ち悪いって言って
便所に言ったまま戻ってこなかったんだって
俺が帰るときも声かけてみたら
「う〜〜〜ん う〜〜〜ん」
ってうなってたよ」

 

 

M「そうだって 結局お前朝方になるまで便所から出てこなかったんだから」

 

 

がふぅ〜

 

 

いや〜恐ろしい 酒って恐ろしいな

初めて酒飲んで記憶が無くなったよ

服に酒を飲ませてた以降はまじで

昼頃目がさめるまでの記憶がぷっつりと無いよ

いやぁ 酒って怖い

 

そういえば 記憶が飛んで吐くほどだった(らしい)が

2日酔いには ならなかったな 2日目も酔いは残ってたけど

 

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