遠い記憶

byKTA

 

アレは俺が小学校1年生のある日のことでした

 

そろそろ 通学にもなれ始めて 俺は1人で家に帰れるようになっていました

 

その日もいつものように帰りの会を終えて

 

学校から家に帰っているときのことです

 

いつものように バカな事をしながら

家まで帰っていたその時

 

 

前方に同じクラスのI君を発見

 

 

良く見るとI君ランドセルを背負っていません

 

 

 さてはこいつ学校にランドセル忘れてきたな?

バカだな〜

だいたい行く時背負ってるんだから帰りも背負って帰れよ

まったく間抜けなヤツだ

普通忘れるか? 毎日毎日背負って行ってるんだぞ

普通気付くだろ? 頭おかしいんじゃないか?

などと思いながら からかってやろうと思って

 

 

I君とは 話したことも無かったのだが 声を掛ける事にした

 

 

「I君 ランドセル背負って無いけど どうしたの?」

こいつなんて言うんだろう? 楽しみだ

 

 

 

「うん ランドセル学校に忘れちゃってさ、、、」

 

 

 

「そうなんだ」

まったく アホだこいつ 返答にもひねりが無いじゃねーか

 

 

 

 

「ところでさ」

 

 

 

 

「なに?」

なんだい  ランドセル忘れ君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「KTA君もランドセル
背負ってないけどどうしたの?」

 

 

 

 

 

 

 

何ーー!!!

 

 

 

 

 

 

その瞬間俺の今まで放った暴言が すべて倍、、嫌3倍になって 自分の

心の中を付き抜けた、、、、

 

 

 

 

 さてはこいつ学校にランドセル忘れてきたな?

バカだな〜

 

だいたい行く時背負ってるんだから帰りも背負って帰れよ

まったく間抜けなヤツだ

 

普通忘れるか? 毎日毎日背負って行ってるんだぞ

普通気付くだろ?

頭おかしいんじゃないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

げふ!

 

 

 

 

 

 

TOPへ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送