狩伝説

 

 

 

それは1本の電話から始まった

 

その頃俺は夏休みなのを良いことにぐっすり寝ていた

その日は昼頃にかかってきたある1本の電話で目がさめた

 

電話の相手は俺とよく一緒にツーリングに行くSさんからだった

 

S「おうKTA」

 

KTA「うっす どうしたの?」

 

S「あのさ〜」

 

KTS「うん」

 

S「朝起きたらさ」

 

KTA「うん」

 

S「俺のバイクどっかいってるんだよね・・」

 

 

KTA「へ?」

 

S「いやね 無いのよ俺のバイクが」

 

KTA「まじで? 盗まれたってこと?」

 

S「みたい・・・」

 

KTA「まじで!?」

 

S「まじで

そこで KTA君に任務を与えます」

 

KTA「はい」

 

S「恐らくその辺のガキか族が盗んで行ったと思われるので
誰かが俺のバイク乗ってるのを見かけたら教えてくれ」

 

KTA「ラジャー まぁあのバイクはなかなか無いからいたらすぐわかると思うよ」

 

S「おう たのんだよ、、まじで」

 

KTA「OK!」

 

 

じゃ

 

あのSさんの魂とも言えるバイクが盗まれるなんて・・・

100万ぐらいするんじゃなったっけあれって・・・

 

にしてもリッターマシン盗んで行くやつも珍しいな

 

それともプロの窃盗集団か?

その話を聞いて俺は

そんなことを考えていた

 

にしても今思えば その犯人は3つの大きな過ちを犯している

 

 

1つはSさんの命とも言うべきマシンに手をかけたこと

 

 

もう1つは

 

Sさんの仲間に

 

 

とっちがいたこと

 

最後の1つは

Sさんの仲間はSさんをふくめかなりの武道派

Sさん自身もかなりの強者だったが

 

なんと言っても とっちがかなりヤバイ

あえて名前は伏せるが

この漢かなりヤバメの古武術をやっている
まぁ古武術って基本的にやばいんだけどね

しかも その昔とっち

友達と2人で

 

族をつぶしたと言う話しは

 

俺の中で本物の伝説になっている

 

漫画じぇねーンだぞ!!
シャツ血まみれにしてるんじゃねーよ!!

とっちの母さんも 血まみれのシャツ見て普通に

「あら 洗濯しなきゃ」 とかいわない!!

 

で Sさんのバイク探しの事だが

俺自身は普通に生活をしているとき

何処かへ出かけるとき

少し注意して車道を探す程度しかできなかったが

 

 

しかし

 

 

義星の下に生まれた漢とっちは違う

 

盗まれた日から毎日毎日仕事が終ってから車に乗り

自分のバイクを探すSさん

そしてとっちはそのSさんと一緒にSさんの車の助手席にのり

怪しいと思われる地域を探しまわっていたほどだ

 

 

数日そんな状態がつづく

なかなか手がかりは掴めない

 

やはり プロの仕事だったのだろうか

 

なんて思っているとき

 

 

 

バイトが終り家に帰ろうとしているときに

 

とっちから 電話があった

 

 

 

 

とっち「いた! いたぞKTA
Sさんのバイク乗りまわしてる
ノーヘルの小僧が!!」

 

KTA「まじか!!今何処だとっち!」

 

とっち「今はな○○通りを西に進んでいるところだ
ちょっと前に工場地帯のところで見失ってな」

 

KTA「そうか じゃあ 俺も今から向かうよ!」

 

とっち「おうよ」

 

 

バイトから家に帰ってから 車を借りて

連絡係のために妹を連れて俺は車を出した

 

 

 

妹に連絡を取ってもらう

「今の場所と見かけた場所を教えてくれ
あと、どんな感じなのか特徴を教えてくれ」

「特徴はな金髪でノーヘルの小僧って感じのやつ

○○通りで見たときはハザードたきながら暴走してたよ」

 

「OK らじゃー」

 

とりあえず最後に見かけた場所と今いるところらへんを別々に捜索する

 

 

闇の中薄暗い道をゆっくりと走り

ノーヘルで走ってると言うバイクを捜索する

 

 

前方に何やらバイクを発見

 

まだ距離があり暗くいのでよく見えないが

歩道に止めてあり 2人のりしているのはわかった

 

 

 

 

怪しい・・

 

怪しまれ逃げられてもしょうがないので

そのままのスピードでちかずいていった

 

妹に言い とっち達と連絡を取る

 

「おう とっち 怪しい奴等発見したぞ

ライトを消して歩道に乗り上げてて2人乗り

いかにも大型って感じのバイクにのってるやつらが

 

「2人乗り? 俺らが見たときは1人だったけど・・まじか?」

 

「ああ 2人乗りだ」

と会話をしながらも 車はバイクにちかずいていく

 

横を通ったとき間違い無く

Sさんのバイクだと言うことを確信する

 

とっち 間違いねぇこいつらだ ちょっと暗くて面は見えないが

と交差点のとまれで長く止まる降りをしながら、観察した

 

車を止めて降りていったところで

逃げられるのがせきの山

かりに逃げなくても妹が居るので無理はできない

 

とりあえず 現時点わかったことは

バイクのナンバーがはずされていたことと

奴等は2人乗りで走っていると言うこと

うち一人が金髪だと言うことがわかった

 

 

あとこれは推測だが

途中で金髪じゃないやつが増えていたことから

黒髪のやつは ここらへんが自分の家なのではないだろうか?

そのことをとっち達に伝え

 

俺達はその交差点を曲がった

 

 

その時流石に何か怪しさを感じたのか

バイクは俺達が来た方向と逆のほうへ走り去って行った

 

 

 

その後は車で追いかけては見たものの

いきなりのUターンはあやしすぎるので

見えなくなってから 追ってみたが 車でバイクに追いつくわけも無く

見失ってしまった

 

その時わかった情報をとっちに伝える

俺は俺で別の場所を探していた

 

 

すこしして とっちのほうから電話があった

 

いた! いたぜ KTA 2人乗りでお前がいたとうりのバイクが

 

今追いかけてるから とりあえず切るは

 

あ ちょっと待て何処をどっち方面においかけてるんだ?

 

「○○通りを西にだ!」

 

「OK 今から俺も行く」

 

 

とか言いながら今居る場所から

とっちが言っていた場所まではかなり距離がある

 

 

近道を通っていたつもりで走ってたら

 

全然よくわからない道にでて

 

 

 

俺迷う・・・

 

急いで駆けつけたい状況で 数十分さまよう・・

 

やべ〜 速くかけつけたいのに

うあ〜もどかしい!!

 

 

とりあえず 大きい道に出て

何とか知ってる道に出て

かなりの遅れを取って とっちが言っていた地点に向かい

 

電話をした

 

 

とりのがしたとのこと

 

このときの状況をとっちはこう言っていた

 

 

 

盗まれた自分のバイクを発見

目標を射程内におさめる

 

 

 

とともに 盗まれた自分のバイクを見てSさん

 

 

ぶちきれる

 

 

 

いつもは温厚なSさんもこのときばかりは

冷静でいられなかったようだ

 

 

 

窓をあけてSさんが吼える

 

 

 

 

 

誰のバイク乗ってんだこのクソガキィッ!!

 

 

とともに とっち

 

 

 

俺にくれる予定の

 

 

こんな模造刀を抜刀しながら

 

 

 

「殺すぞ コラァッツ!!」

 

 

 

 

 

流石に抜刀している奴らが相手となっては逃げますは

 

 

だって模造刀って言ったって こんなことやってたら

本物の日本刀にしか見えないもん・・・

そりゃ逃げるは

 

 

 

その後車を寄せて行く手を阻もうとしたが

歩道を使って逃げられたらしい

後一歩だったのに・・・ っち

 

 

 

その日は流石に日本刀を持ったやくざ(とっち)に恐れたのか

奴らは 姿を見つけることは無く 終ってしまった

 

後一歩だったのに・・ っち

 

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