ドライブ伝説６
ｂｙKTA
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それはとっちからの、こんなメールから始まった と「KTA君、スピカの人体の不思議展にでも行かない？」 K「あーそれより、連休暇なら旅に出ない？」 と「おっけー」 まさか即答で返事が来るとは思っていなかったが そんな流れでGWにドライブ旅行と言うのが 四月の終わりに決定した それから、旅に行けそうな人間を誘ってみたが ことごとく、断られ、結局とっちと俺の二人旅に 例によって行き先はまだ決まっていない 出発日は意識せず早起きになったので 早めにとっちを迎えに行って、車の中で行き先を決める 行くからには１番端に行こうという流れから 日本の東のはずれが行き先に決まった ってことで俺ととっちは目的地を根室の納沙布岬決めて 車を走らせた 若干早く出た事もあってか、道は込んでない 車の中では音楽をかけ、たわいも無い話をしながら車を進める そんな、たわいも無かった話から悲劇は生まれた もう少しで帯広、と言うところだっただろうか 俺が1.5Lのカルピスを飲んで運転している時にそれは起こった とっちが今までのとおりに横で話している 話の内容はこうだ 「そういえばさ、昔ホテルのレストランでバイトしてる時に いっこ上の社員の先輩が居てさ、その先輩が 客のテーブルについて注文を取って 『ごゆっくりどうぞ』って深々と頭を下げたんだけど その礼がスイッチだったかのように屁が出たらしくてさ かなり大きな音がクラシックが流れる店内に聞こえてさ」 次の瞬間カルピスを目いっぱい口に含んでた俺は 噴出すのに耐え飲みことが出来なく 乳白色の液体を口からぶちまけた 汚れるハンドル しかも、半端に耐えようとしたもんだから 肺にも水が入った、いや実際は入ったのかは分からないが そう思えるぐらいに悶えた、当然気管の中のカルピスも すぐに出てくるような場所ではないらしく 激しく咽こんだ なんか比喩的に例えるとこんな感じ  咽てる間、涙が出て前もろくに見えなかった もしかしたら屁がもとで、死んでいたかもしれん １０分ぐらいだったのだろうか なんとか落ち着きを取り戻したものの 違和感は残る、その後数時間は 咳き込みながらの運転を続けていたのだが 危ないところだった どうでもいいがとっちよ そういう話は飲み物を飲んでいないときにして欲しい そんなこんなで帯広を通過 そこから先の釧路までの道のりは エロしりとりで始まった 始めは、「唇」とか「うなじ」「パンチラ」など そんなレベルから始まったのだが だんだんと、いかに間接的にエロさを表現するかが鍵になった この表現の仕方で、相手のセンスがわかってしまう そんな変化球勝負へと変わっていった中盤では 「紐」「ウナギ」「うさみみ」とか そのまま変化球は鋭さを増し最終的には 「キュウリ」「うな重」「カメ」とかそんなやりとりに こんなことをしていては自分の番になるまで 飲み物が飲めないのは必至である そんな事をしながら走っていくと 釧路の街中で信号待ちをしている時に おかしな物が目に入る おい、あれなんだ？ え、何あれ ↓あれ  ここでほんとに歓楽できるのか？ 城山歓楽街を過ぎそのまま二人は根室に向かった このあたりでとうとうネタが尽きてしまったので エロしりとりはどっちともつかづに自然と終了 とっちの性癖を少し垣間見た瞬間だ そろそろ車も釧路をでて、根室へ向かっているところで 俺の身に異変が起きる 始めは、カルピスでむせた時の後遺症かと思っていたのだが 喉のあたりが少し痛い その痛さは時間がたっても治る事は無く、だんだんと酷くなる 喉の痛みのほかにも、熱っぽさと、若干の頭痛と 寒気もしてきた、もしかしたら風邪なのか？ その症状はさらに酷くなり、根室に着く頃には 風邪かもしれない 風邪ひいた 風邪ひいています と、３段変化を遂げていた 根室のツルハドラッグに車を止め 栄養ドリンクを買って少し休憩を取る事にした 少し寝たのが聞いたのか若干体調がよくなったので いよいよこの旅の目的地の納沙布岬へ行った 夜中なので、誰も居ない上に、真っ暗 俺はと言うと目的地だぜ!イエーイ とか言う元気も無く 真っ暗な海に、風と波の音を聞いていた  帰り道は特に何事もなく ただただ疲れきった二人が札幌へ向かっていったので省略 あ、あとね、俺の風邪 帰り道に釧路のコンビニの駐車場の端っこで にんにく漬けを平らげて、栄養剤一本飲んで ３時間寝たら、マンガみたいに治ったよ 今回の旅で撮った写真の中でなかなかいい感じにとれた数枚はこれ |
