ドライブ伝説2
〜バイク編〜

 

 

その日はバイク乗りの仲間

Sさんから電話がかかってきた

 

Sさん「ういっす、KTA明日ひま?」

 

KTA「明日? 明日はバイトがあるけど、なしたの?」

 

S「バイトか〜、、、、、今日これからさ
ツーリングに行かないか?」

 

KTA「行く行く! ところでどこに行くの?

 

S「いや わかんない
とりあえず
行ける所まで

 

KTA「わかった、、なにか持って行ったほうがいいものある?」

 

S「とりあえずどこまでも行ける恰好で」

 

KTA「OK じゃあ 今からいきま〜す」

 

S「おう、じゃあ 待ってるから早く来い」

 

KTA「ラジャー、は〜いじゃあね」

 

 

俺がバイクに乗り出してから

Sさんと俺の予定が合えば よく一緒にツーリングに行くんですよ

以前に日記でも書きましたが

日帰りで朝でてニセコに行ったり

日帰りで浜益まで行ったりしています
距離で言うとどちらも200Km前後というところでしょうか

 

その日も そんな感じのツーリングのお誘いでした

 

ま〜 いつもと違ったのは

目的地が全く決まってないこと

 

っていうのと

 

「今からいかないか?」が

PM10時っていうこと

 

 

そして俺は明日バイトがあるって
言う事ぐらいでしょうか

 

Sさんいわく

 

「夜通しバイクで走りまわろう」とのことです

 

 

電話をもらった後

どこまでも行ける恰好をして

Sさんの家に行きました そこで

ある程度どちらの方向に進むかを決めて

一応ねんのために地図を持って

とりあえず出発する事に

 

 

 

ちなみに今Sさんのバイクは修理中で

走れるバイクが俺のバイクしかないんです

 

でもSサンは知り合いの人にバイクを借りるって話しになってるので

取り合えずバイクを貸してくれる人の家まで行きバイクを借りて

 

ここからいよいよツーリングです

 

とりあえずバイクを進めていると

信号の所で横に車体も窓も真っ黒いベンツが止まり

その車からスキンヘッドと、パンチパーマの2人がおりてきました

 

俺は逆側の方でその場を見ていたんですが

 

 

車から降りてきた男の中の二人が

Sさんの乗っているバイクを見て

リアシートにまたがろうとしたりしてふざけたりして

笑いながら何やら会話をしています

 

ふと前に来た男の人を見ると

その人Tシャツを二枚重ねてきていました

 

上にはだぼっとした普通のTシャツ

下には ピチピチの渋い櫻ガラのTシャツを着ていました

 

ええ まるで櫻のガラが皮膚に印刷したかのようなシャツを

 

 

そしてこんな会話が聞こえてきました

 

Yさん「いや〜こいつ・・・危ないからさ 気をつけてや」

 

S「ははは そうなんですか〜」

 

Y「じゃあな」

 

S「ういっす」

 

 

 

一体今の人達はだれだったんでしょう?

ツーリング始めて10分早くも何かの予兆が現れてるんでしょうか?

 

そのまま東の方に進んでいき

 

近くのスタンドでガソリンを入れて

どこまでも行ける準備万端

 

その場で 真っ直ぐ道を行くと日高って事で

行き先は

 

あのいまわしの

日高にとりあえず決定

 

一本道をひたすら突き進んで行きます

 

次にコンビニがあったらそこで休憩ね

何て言いながら バイクを走らせていました

 

すると いつのまにか辺りには

 

霧の中を走っているとただでも見えないのに

ヘルメットのシールドに水滴がついて

光りの乱反射

 

仕方が無くシールドを上げると

今度はかけていた眼鏡に水滴がつきもうどうしようもなく

なってました

 

想像してみてください

真っ暗な闇の中

頼りになるのはバイクのライトだけ

ライトには霧が写りかすかに

前を走るSさんのバイクの後ろのライトが見える

それも水滴で妙な反射をしている

そして

山道なので入りくねっているカーブの連続

 

ホントにおっかなかったです

そんな山道を走ってるうちに日高に到着

結局途中にコンビニは無く

もう閉まっていたスタンドのベンチを拝借して

死ぬほど冷たくなった体をホットの缶コーヒーで暖を取る

 

Sさんと2にんで持ってきた地図を見て

このあとどうするかを考えた

このまま来た道を直進すれば帯広

左に曲がると富良野

 

ちなみに30分ぐらい休憩していたけど

一向に霧がなくなる気配はない

 

真っ直ぐ行けば 時間を考慮して考えると

来た道をそのまま戻る帰り道になる

 

来た道を戻っても面白くないし

あの霧の道を突き進むのはかなり辛い

 

って言う事で二人は一路富良野へ

ちなみに日高から富良野までは60数キロってところだ

 

富良野方面に走り出して

数十分 だんだんと霧が晴れてきて

走りやすい天気になってきた

 

天気が良い

 

信号は無い

 

二人の他に走っている車は無い

 

直線一本道

 

 

とくれば 嫌でもスピードが出てしまう

 

60Kmある富良野まで

なぜか30分でついた

 

富良野に入ってすぐのコンビニに立ちより

しばしの休憩

 

そこで二人はある事に気がついた

 

S「KTA ガソリン後どのくらい持つ?」

 

KTA「あと 50Kmて所かな? Sさんは?」

 

S「俺もそのぐらい、このまま予定どうり進んで行くと
この時間(現在AM3時)でもやってるガソリンスタンドって無いんじゃない?」

 

 

 

 

KTA「あ・・・」

 

 

 

S「ま、まぁ 帰り道に一軒ぐらいやってるところもあるだろう」

 

と地図を見ながら ガソリンスタンドのマークが多くついてる道を

えらんで芦別、滝川、方面へ走って行くことにしました

※来る時に一応って感じで持ってきた地図
たぶん無かったら 山の中でガスケツになってたことでしょう

もしかしたら まだ開いてるスタンドがあるかもしれない

そんな 希望を抱いて

 

そこから4,50Km進みました

ガソリンスタンドは10軒以上見てきましたが

どこも開いてやがりません

 

そろそろ限界が近いと思われます

遠出だと燃費が良いので

その分、まだ走ってると言う感じでしょうか

 

サッカーで例えると

ロスタイムって感じです

 

 

もういつ止まるのかは神のみぞ知るって感じです

 

そんな中コンビニを発見したので

今でも開いてそうなスタンドを聞きがてらしばしの休憩

でも何も買わないで質問ってのもなにか悪いので

とりあえず「うまい棒」を一つ買い

ガソリンスタンドについて聞いてみました

 

店員曰く

この先車で40分ぐらいの所に

一軒24時間やってるスタンドがあるとの事

 

車で40分恐らくそこまで30kmと言う所でしょうか

 

いったいロスタイムで30Kmの道のりが走れるのか?

 

そんなことを考えながら とりあえず

 

うまい棒を食べる

 

燃料と距離を地図をみながら

あと30km それまで持つかな?

と美味い棒をほうばりながら

くわがたをGET

おもむろに捕まえてタバコの開き箱に入れ

バイクの収納へ入れる

 

S「さ とりあえず行こうか」

 

KTA「おう」

 

そのまま30分走った所にガソリンスタンドを発見

車が1台止まっていた

 

やってるっぽい! 急いで中へ入ると

 

 

そこ ガソリンスタンドの隣の

洗車場だったりする

無駄なガソリンを使ってしまった

 

さっきの道をとりあえず直進

 

なんとかギリギリの所でガソリンスタンド発見

まさに紙一重 それはもう与作とジョニーほどに、、、

 

このあとはまあ通勤ラッシュにあってしまう以外は

まぁ順調に帰れました、楽しかったです

ただしその日のバイトは死ぬほど疲れましたが、、、

 

 

 

このツーリングで学んだ事は3つ

 

1、24時間やってるスタンドはチェックして行け

 

 

 

 

 

 

2、長旅に地図は必須

 

 

 

 

 

 

3、シャツを2枚着てる人は要注意!

 


 


今回のツーリング走行記録
札幌⇒日高⇒富良野⇒滝川⇒札幌


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