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俺の父親は、運転がうまい と、本人は言う 何をもって運転がうまいと言うのかは 人それぞれだと思うが たしかに父の運転を見ると 車庫入れの技術や車の車幅の感覚は 俺のそれよりはるかに優れていると思う 道そのものにも詳しく 俺は知らない、小道を欲使っている 流石は何十年と、運転をしているだけのことはある が、俺の目指す「上手い運転」というのは 他の車に迷惑をかけなく、紳士的な考え方ができる 隣に人を乗せても、同乗者に不安を与えない運転だ そこへいくと、うちの父親は あきらかに、そこで1台抜いたところで 結果何分早くつくのかね？ と、問いたくなるような荒い運転をする 少しでも右の斜線がすいていれば 右の斜線へ行くし 前が込み始めると、小道へという具合だ 時間的にはいくらか早いのか知らないが 横に乗っていると、非常に不快になる しかも、その「少しでも前へ」の精神が 車間距離まで詰めだす、本人は 「ぶつからないから大丈夫」 などと言っているが、前の車は 「ぶつけられるかもしれない」 と言う不安な気持ちで運転してるかもしれないのに なにより、北海道の冬では常に雪道だ スリップした時に前の車の方が ブレーキ性能の高い車ならどうする気なのだろうか？ たとえば前の車はスパイクを履いているとか そんな話を本人にすると、本人はこう言う 「スパイク履いてる車は走り方でわかるんだよ」 ・・・・・・・・ ほんとにあの自信はどこからくるのか？ 結局、車間を詰めたがるから 結果として、急加速、急ブレーキが多くなる 乗っていていつも不快だ なにより、車の緩急の動きより いつぶつかるかと思って、見てられない 右折や、信号の変わりぎわも俺から見ると かなり強引だ たしかに行ける幅だっただろうし 他の車もそのぐらいで運転してるのかもしれない でもそこに、何か起きた時に 対処できるだけの余裕はあるのかい？ 本人曰く「大丈夫だ」 父さん、確実に年月はあなたの反射神経や 運動神経、感覚を蝕んでいるのですよ 自分は大丈夫だと思っていても 余裕を持った運転をしたらどうだい？ 事故ってからじゃ遅いし そんなんで死んだら こんな注意も、もうしてやれないんだぜ |
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