究極の贅沢　byFAP

究極の贅沢とは「惰眠」なんじゃないかと思いはじめた。

世の中には「贅沢」とされる物・行動などがある。
「贅沢」とは何か。
辞書では「必要以上の金や物を使うこと」とある。
だが、それだけでは「贅沢」ではなく単なる「無駄」だ。
「贅沢」は、「無駄」に加えて「精神的満足を得る」という
要素が不可欠だと私は考えている。

そのように「贅沢」を定義したうえで、
「では何が一番贅沢か」を考えると、
それはお金を使うことではないと思う。

つまり、大した意識を保つことなく、ただただ
時間という絶対的有限で貴重な人生を無駄に消費し続ける
「惰眠」こそが一番の無駄であり、「贅沢」なのではないか、
と私は思うわけである。

ただ、惰眠によって「精神的満足」を得られない人には
惰眠も単なる「無駄」で終わってしまう。
こういう論理で進むと、結局「究極の贅沢」は
「人によってそれぞれ異なる」という結論に行きついてしまう。

というわけで、冒頭の一文を少し変えた、

私にとって究極の贅沢は惰眠である

という結論を持ってこの日記を終わりとしたい。

わーい。おやすみなさーい。

「婚約指輪」　byKTA

変わりゆくスタイル　byFAP

運転免許の更新に行ってきた。
更新はこれで2回目。
無事故無違反で、今日から私もゴールド免許だ。

特に深く考えず、過去の免許証と大学生の頃の学生証の
証明写真を比べてみたら、すごい笑えた。
なんというか、だんだん(見た目が)真人間になっていく感じで、
見ているとジワジワ笑いがこみ上げてくる。


学生証の私は、髪が微妙に長く、
また眼つきも悪ければ表情も硬い、
「これが容疑者の〜」とか言われて出されれば
『あぁ〜……』とか納得されそうな感じ。

初めて持った免許証では、
学生証よりは髪形は短いものの、わりかしボサボサで、
服装が違えば「浮浪者」と言われても納得できる感じ。
気だるそうな眼がそれを加速させている。

更新1回目での免許証では、
髪型は前2枚よりもサッパリとしているものの、
ちょっと投げやりで可もなく不可もなくといった感じ。
なんとなく危うい雰囲気を感じる表情をしている。

で、今回の更新2回目での私は、
髪形は更にサッパリとしていて、眼鏡もあり、
真面目な感じの微笑みを湛えており、
前3枚よりも格段にイメージがいい。
「任せてください」とか言いそうな顔。いやたぶん言ってる。
言ってた気がする。いや絶対言ってた。(※言ってません)


自分で自分を批評するというのは
なんかナルシストっぽくてアレだが、
私が過去と今の写真を見比べて思ったことが一つある。
それは、
「過去に自分が『格好いい』と思っていたスタイルは
　まったく格好いいものじゃなかったんだな」
ということである。

時が過ぎれば趣味も変わる。
過去の私の写真を見るたび、
「なんでこれ(髪形)が格好いいとか思ってたんだろう……」
と不思議な気持ちでいっぱいになるのだが、
きっとそういうことなんだろう。
今のスタイルもまた時が過ぎれば
「なんでこれが……」と思うようになるのだろうか。
そう思うとちょっと怖い。

それにしても昔のスタイルは酷い。
あぁ、恥ずかしい。よくこんなんで表を歩いていたな私。
ある意味尊敬できる。

よし。
この写真は封印しておこう。

「水道凍結」　byKTA