2007/12月ー3

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12月30日(日)

唐突に斑鳩というゲームの話 byFAP

■IGN.comが選ぶ歴代の名作ゲームランキングトップ100 2007年版

海外のランキングなので仕方がないのかもしれないが、
グラディウスと斑鳩が入っていないのが個人的に不満。
シューティングゲームはアメリカでは人気がないんだろうか。

グラディウスは横シューティングにおける歴史的な名作であるし、
斑鳩はシューティングのみならずゲーム全体において
トップレベルの完成度を誇っている奇跡のような作品だと
私個人は思うのだけど、私が世間からズレていたのか。


ランキングや世間はともかく、斑鳩というゲームは
私にとって非常に印象深い作品である。
全ステージ計25分程度のシューティングでありながら、
生涯で最もハマり、最もプレイ時間が多いゲーム。
それが私にとっての斑鳩である。
初めて1コインクリアした時は手が震えるほど感動した。

この作品について語るとダラダラと長くなるが、
せっかくなので「斑鳩の良さ」について語りたい。

「斑鳩」
2001年にトレジャーが製作した縦スクロールシューティング。

白と黒を基調とした和風のゲームデザイン。
美しさすら感じる音楽・演出・グラフィックの凄まじい調和。
計算され尽くした無駄のない完璧な敵の配置とタイミング。
(「やらされてる感じがする」「パズルゲーだ」と、逆にそれが嫌だという人もいる)
地形や敵の動き・攻撃に変態的(いい意味で)な工夫が多く、飽きない。
爽快感溢れる打ち込み音や破壊音などの効果音。

アイテムや無敵ボムが一切なく、レバー+2ボタンというシンプルかつ漢らしい仕様。
属性を切り替えて弾を吸収するという斬新なシステムでありながら
破綻しないどころか完璧と思えるほど整ったゲームバランス。
5ステージ計25分程度でサクッとプレイできる適度なボリューム。

決して簡単ではないが、上手くなっていく楽しさが実感しやすい、
プレイし続ければ誰でも1コインクリアできる絶妙な難易度。
「避け」だけでないSTG本来の「狙って撃つ」という要素も活かされている。

ちゃんとしたストーリーが存在する が、その裏には「本当のゲーム」を求める
ゲーム開発者の信念と、シューティング離れするプレイヤー、
商業主義に走るゲーム業界などに対する失望と希望といった暗喩が存在する。
(この暗喩は斑鳩の前作でもある レイディアントシルバーガンにも存在している。)
ここでゲーム中において表示されるテロップを一部抜粋する。

> 我、生きずして死すこと無し。
> 理想の器、満つらざるとも屈せず。
> これ、後悔とともに死すこと無し。
>
> Chapter:01
> [理想 ideal]
> 嗚呼、斑鳩が行く・・・・・・
> 望まれることなく、浮き世から
> 捨てられし彼等を動かすもの。
> それは、生きる意志を持つ者の
> 意地に他ならない。
>
> Chapter:02
> [試練 Trial]
> 自らの意志が、強固であるほど
> 様々な試練に苛まれるものだ。
> 無論、試練を目前に避ける事も
> 出来れば、逃げる事も出来る。
> だが、試練の真意は、そんな己
> の心を克服することにある。
>
> Chapter:03
> [信念 Faith]
> 浮き世に絶対などというものは
> 無く、理不尽な思いを胸にして
> 途方にくれる時もある。
> それを乗り越える為には、確固
> たる信念と洞察、そして幾分か
> の行動力を持つ必要がある。

(以上の2つのリンク、引用はHybrid Maroより)

斑鳩には開発者のひとつの信念が強く表現されている。
善いか悪いか、受け入れられるかどうかはともかく、
それは安易に流されない魂のこもったゲームであることを意味する。

斑鳩はゲームの完成形のひとつであると私は考えている。
斑鳩が嫌いな人も少なくないし彼らの言い分も理解できる。
しかし「完成度」という点では斑鳩以上に
完成度の高い作品はないように私には思えるのだ。

「何いきなりゲームを熱く語り出してんのFAP。気持ち悪いなぁ」
なんて思われても構わない。
好きなものは好きなのだ。好きなものは語りたい。

ただ、ゲームの完成度とゲームの楽しさは別だ。
完成度がそのまま楽しさに直結しているわけではない。

ゲームの楽しさは個人の主観・好み、気分、状況などに
大きく左右される極めて相対的なものだ。
私自身、「斑鳩は最高に楽しいゲーム」とは思っていない。
「完成度が最も高い」、
「(私にとって)非常に楽しいゲーム」だと思っている。
最高に楽しいゲームはたぶん、対人戦のあるゲームでの
互角の相手との対人戦だろう。
(斑鳩もスコアアタックや2Pプレイを含めれば
 対人戦のあるゲームとも考えられるが)



上述した通り、斑鳩は好き嫌いが分かれるゲームだ。
このゲームの楽しさはまず攻略パターンを構築することから始まる。
問題がひとつあり、その解き方を考え、より効率のいい解法を模索する。
斑鳩が「パズルゲー」と揶揄されるのはこの傾向が強いためである。
また逆に言えば、いきなり他人のパターンを見て学ぶことは、
パズルの解法をいきなり見るのと同じで楽しさが半減する。
一度自分で解いてみて、それから他人の解き方を知り、
「こういう解き方があったのか!」と驚く、その道中が一番楽しい。
それを参考にし、自分にできるベターな解き方を構築してゆき、
あとはミスをしないようにそれを突き詰めていく。

それはレースゲームにおけるタイムアタックに似ている。
同じタイミングで同じようにブレーキをかけ、同じようなライン取りで走る。
パターンシューティングもまた、同じタイミングで同じように撃ち、
同じように動く。それを突き詰めていくのだ。
そしてよりよい方法があったら、随時そのように対応していく。
それを繰り返していく。
パターンゲームのいいところの一つは、どんな人でも
パターンを構築することでクリアできるようになる点である。
「クリアするだけ」なら斑鳩はさほど難しいゲームではない。
だがスコアを気にすると途端に奥が深く、難しいゲームになる。

パターンゲームには人それぞれの解き方、楽しみ方がある。
しかし、パターンが嫌いな人にとってはあまり楽しくなく、
永遠に真の楽しさを味わうことができない。
斑鳩は善くも悪くもそうしたアクの強いゲームのひとつなのだ。


斑鳩はアーケードで出て、その後ドリームキャストと
ゲームキューブで発売されたが、今はソフトにプレミアがついており、
プレイ環境も含めてプレイするのはなかなか困難な状況にある。

そんな斑鳩だが、この冬 Xbox360にてHD対応で
1200円ほどで配信される
ことになった。
私はXbox360を持っていないが、持っているユーザーは
是非ともプレイしてみて欲しいと思う。正直私もHDでプレイしてみたい。

リンク
斑鳩 公式サイト (Treasure)

以下にプレイ動画URLを張るが、非常に独特なシステムなので
ゲームシステムを知らないと多分ワケがわからないと思う。
ゲームシステムについて知りたい場合はここを見るといい。

■プレイ動画
「プレイしたくなった」「プレイするかも」という人には
ステージの仕掛けに対する感動や新鮮さが失われてしまうので、
正直見てもらいたくないが紹介する。
前述したが、いきなり解き方を見ることは斑鳩の楽しさを半減させる。
こう言うとヘンな話だが、
「今後も斑鳩はプレイしないだろう」という人にだけ見てもらいたい。
ちなみに見るとたぶんヒく。私もヒいた。世界って広いんだなと。
それくらい凄い緻密なプレイ動画である。

1Pノーマルで凄いプレイ (trashbox)
研ぎ澄まされた1Pプレイ。
パターンゲームならではの洗練された自機の動きに注目。
無駄が一切なく、また限りなく完璧に近い。
トッププレイヤー達の導き出す解答は複雑で難解だが、
ひとつの「美しさ」がそこにはある。
初めて斑鳩を見る人には、映像の演出と音楽の転調の
調和にも注目してもらいたい。

一人でダブルプレイ (IKARUGA.CO.UK)
斑鳩プレイヤーの中でも最も特異なプレイヤー、
VTF-INO氏による左手・右手の両手一人2機同時プレイ。
脳の構造を疑う精密で複雑な操作、研鑽され尽くした攻略パターン、
別人2機では実現できない息のあったプレイをご覧いただきたい。
2機による究極のシンクロプレイは「芸術」すら感じさせる。
斑鳩でこんなプレイができるのは世界でもこの人だけだろう。

普通のゲームでは2P同時プレイをする場合、
単純に自機2体で攻撃力が倍増になり展開がラクになるのだが、
斑鳩だと逆に2P同時プレイのほうが極めて難しくなるのが個人的に笑える。
敵が増えたり攻撃が激しくなるわけではないのに、
斑鳩独自のシステムにより難易度がハネ上がるのだ。





「年の瀬」 byKTA

気づけばもう12月30日すっかり日記の更新も滞ってたが
もう少し、ちょくちょく来年は書いていきたいな

今年もいろいろあった、仕事も変わったし
あっちこっちで子供が出来たとか生まれたとか
そういう話を良くきく年でした

ま、もっとも俺もそんな年齢になったって事だろうけど
今、自分の家で掃除をして(別に大掃除は意識してないが)
片付いてから、マンガ読んで読み終わったら実家に戻るかと
思ってたんだけど、もう9時なんだね読みおわらねぇ
あとラスト2冊まできたから、家もってって見るかな


今年もみなさんのおかげで俺も楽しくやれました
また、来年からもよろしくお願いします

たぶん今年最期の更新になるので

何気にFAPの年末総集編とか今年もやるの期待してるんだけど
するよな?>FAP


byFAP

モチロンヤルヨ。

ただ、まあ……わかると思うけど、悲惨な感じ。数が。
なので唐突にゲームの話をして水増ししようかなと。




12月31日(月)

年末恒例 byFAP

さてさて、とうとう7回目。
誰が求めるこの日記。
天呼ぶ地呼ぶ、人が呼ぶ。
無駄な作業と俺が呼ぶ。

誰が望むか知らないが。
俺がやらなきゃ誰がやる。
誰かやるならやってくれ!
超がつくほどめんどい恒例。
今年もやります。やりますともよ!

FAP 2007年の素晴らしき日々


1月 当たり前のように「ゆく年くる年」で明ける新年。さだまさし再び。
迷惑。「人のために死ぬ」ことは必ずしも「人のため」ではない。
選択。釣り合った選択というものは難しい。
傘。ボロボロになるまで使われる傘は、傘として幸せなのか。
2月 現代にそぐわぬバーコードバトラーとGoogleの暴言。バトラー… バトラーねぇ。
夢の中で修学旅行。一行はヨハネスブルグへ。夢占いしたらどうなるんだ。
祝ってもらえた四捨五入で30歳。過去の誕生日の様子まとめ。
機種変更に悩む。よく見たらこの日バレンタインだな。FAP脅威のスルー能力。
3月 中国、ハトの脳をコントロール。これってまさか    いや、やめておこう。
今年の冬は雪が少ない。北海道南国化でエンジョイサマー! ヤホー!
がっつり雪降る空気を読める国、北海道。地球儀が欲しいとか言い出す。
時勢的に超電磁ヨーヨーから超防磁ヨーヨーへの移行を薦めたいところ。
地球儀レビュー。ステラノバ フロート地球儀。インテリアとしては○。
4月 サイトにおけるエイプリルフールネタ限定公開はやめてほしい。自由だけど。
W51CAに機種変更。5年間テクノロジー進化に恐れおののく浦島FAP。
W51CA雑感。後で調べたらSANYOも句読点が使いづらくなってた。残念。
5月 体調の悪い日ほど動きたくなるのは、隣の芝が青く見えるのと同じだと思う。
ガチムチ携帯W53SA。女性にはそこそこ人気があったらしい。防水はいい。
私による私のための覚書。白柵。
だんだん日記が少なくなってまいりました!
6月 ストラップも飾りもない、完全デフォルトな私の携帯。無個性が個性。
お好み焼きの味における真の主役はソースなのではないか。
7月 すげえ。この月、私の日記がひとつもない!
8月 世界陸上in大阪を見る。ヤラセのない真剣勝負は面白い。
すげえ。この月、私の日記がひとつしかない!
9月 すげえ。この三ヶ月中に日記が一つだけしかない……
10月 何事もなかったかのようにF1の話をするFAP。FAP脅威のスルー能力。
 地上波F1の迷走と、盛り上がるF1終盤戦。ハミルトン! ハミルトン頑張れ!
F1放送の楽しい見方。ハミルトン頑張れ! 超頑張れ!
ハミルトンだめでした。
11月 唐突にダイエットと筋トレのはなし。よく考え、よく食べ、よく動き、よく寝るべし。
 動かず痩せるのは筋肉が落ちてやつれてるだけ。楽なダイエットは存在しない。
12月 少ない更新でもこれだけは忘れないという鉄の意志F1総集編2007。
 北海道での放送は1月1日深夜。録画の予約を忘れずに(私が)。
多くの触手亜人が生息する魑魅魍魎の国、ニッポン。誤字は気をつけよう。
前から斑鳩というゲームを語りたかったFAP。改蔵と切磋琢磨したゲーム。
この日記。更新があまりにも少ないのでこれで水増ししようという作戦。



今年の更新の少なさと言ったらない。
絵日記もなかったし、日記サイトとしてこれはいかがなものか。

今までのまとめ作業では、全部の日記を拾うと
数が多すぎるため、どうでもいい日記を省いてまとめてきた。
しかし今年はその作業がない。
それもそのはず、一年の日記総数が30日分しかないのだ。
平均で一ヶ月2.5日。3日分すらない。
おかげでまとめ作業は1時間程度と滅茶苦茶ラクだったが、
これはひどい。ひどすぎる。ナイス私。

ともかく来年はもう少し(どうでもいい話題も)増やして、
絵日記を1つ2つ描くような更新をしていきたい。

話は変わるが、
来年1月に運転免許の更新があるのだが、
この更新でどうやら私はゴールド免許になるらしい。
運転回数は少ないし、ゴールドという実感が
私にはまったくないのだが、それでいいんだろうか。

そういうわけで、今年もありがとうございました。
新年もまたよろしくお願いします。
それでは皆さん、よいお年を。




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