W51CA雑感 byFAP
W51CAに機種変更をしてから2週間以上経ち、
端末ソフトウェアのアラもよく見えるようになってきた。
細かい不満は無数にあるのだが、とりあえず
個人的に重要度が高い不満を書いておく。
・「登録」や「決定」のソフトキーが統一されていない。
ユーザーインターフェースの基本なのに、
CASIOは何を考えているんだろう。
・顔文字や絵文字が使いやすくなっている犠牲として、
「、」「。」「ー」が非常に使いづらい。特に文字変換中。
CASIOには句読点を使わない社員が多いのだろうか。
・文字サイズ「小」と「極小」の差が激しい。
その中間サイズのフォントが実装されているにも関わらず、
ユーザーはそれを選択することができない。
訴求力のある目新しい機能に力を注いでいるかわり、
土台となる大切な部分が疎かになっている印象だ。
正直、「何年携帯設計してるんだCASIO」と思うくらい、
基本部分が洗練されていない。
CASIOの開発者は自分が設計した携帯を
あまり使っていないんじゃないだろうか。
携帯の商品開発の基本思想として、
万人が満足する完璧な携帯を作ってしまうと、
ユーザーが機種変更をしなくなる恐れがあるため、
わざと不満を残す設計にしている、という話がある。
本当かどうかは知らないが、
そう思えるような不満点があるのは事実だ。
今回の機種変更で私は
「事前に基本機能の使い勝手をホットモックで
妥協なく、よく調べること」
という教訓を得た。
『前の機種から4年経っているし、基本部分も
進化して大きな不満はないだろう』
などと安易に考えてはいけなかったのだ。
もしくは、使い慣れたメーカー(SANYO)にするべきだった。
今のSANYO端末はどうか知らないが、少なくとも
4年前のSANYO端末は土台がしっかりとしていた。
基本機能では最新機種のW51CAよりも
2歩ほど先に進んでいたと言っても過言ではないだろう。
馴染む、馴染まない以前の問題として、W51CAは
あまりにもいい加減で適当な設計だと感じる。
これは長くは使えない。
私は1年後にはCASIO以外に機種変更をするだろう。
とまあ、文句を言うだけで終わるのはアレなので
良い点もいくつか上げておく。
・クレードル充電台にUSB-B端子がついており、
携帯をクレードルに置くだけで、マスストレージとして
PCから携帯内部のmicroSDにアクセスできる。
(もともとmicroSDが取り出しにくい位置にあるのが
問題ではあるのだが)これは非常に便利。
・PCで変換すれば任意の動画も視聴できる。
もっとも、近年の携帯の中ではW51CAの
動画再生能力は低いほうらしい。
しかし、適度に遊ぶには十分の性能だろう。
・アドレス帳などをmicroSDにバックアップできる。
SDカード対応機なら普通の機能なのかもしれないが、
これでアドレス帳が消える不安から解消されたのが
私としては非常に嬉しい。
上記のマスストレージと組み合わせれば、
気軽にPCにもバックアップできる。
・サブディスプレイにアナログ時計を表示できる。
感覚的に時間がわかるというのはいい。
ただ、有機ELの焼き付き・寿命問題があるためか、
常時表示できないのが大きな不満でもある。
・なんと言ってもワンセグ録画予約。
永久保存するまでもないけど後でゆっくり見たい、
という適当な番組を録画するには最適。
この機能のために買ったと言っても過言ではない。
・ペンギン。
和む。
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