2003/8月ー2
眠さの変遷 byFAP |
8月11日(月)
byKTA 今日は健康診断でした |
8月12日(火)
byKTA 明日から2泊3日で会社の人たちと海にキャンプに行ってきます |
午後9時頃、親から「電話」と言われて 相手は中学時代の友人で、 2年のブランク。嫌な予感が背中を走る。 『…相談がある。今から出られるか?』 嫌な予感的中。ストライクど真ん中。 「いや、今は抜けれないな。」(←親父と将棋中) それで回避できると思った俺は浅はかだった。 『じゃあ、何時間後なら会える?』 …何時間後と来たか。 将棋に負けて愚痴る親父を尻目に、 そして俺は夜の公園へと向かった。 大した内容ではないけど |
前回の続き byFAP ※前回の日記(8月12日)の続きなので、 前回のあらすじ。 北海道の夏は涼しい。 途中で缶コーヒーを購入。 その多機能性に満足し、 ふと、このままノコノコ目的地で待つのは 目的地から20メートルほど離れた場所から …特に仲間を連れてきているわけではない。 再度確認した後、目的地に向かう。 『予想しなかった方向から来たな。』 「コーヒーを買ってたんだ。」 我ながら苦しい言い訳。一応事実だけど。 そうか、と納得した友人とベンチに並んで座る。 「…で、どうしたんだ?」 無駄な社交辞令は好きではないので、 『…金を、貸してくれ。』 面白いくらいに予想通りの返答。 「いや、無理。」 でも大した恩義もないので、 「悪いが、俺は信用できる人間であろうと、 これ以上ないくらいの断り文句。 『…いや、そうだろうと思ってたよ。』 なら呼ぶな。 ちなみに上記の断り文句はちょっと嘘。 しかしいくらの金が、なぜ必要なのか。 「貸せないだろうけど、いくら欲しいんだ?」 貸せない、ということを強調するあたり、 『……15万。』 なんとも微妙。 「はー、そりゃまた微妙な金額やね。」 『あるものを買いたい。』 金を借りようとする分際で、「あるもの」なんて なぜ、金を借りてまで「あるもの」が欲しいのか。 更に謎が深まったところで |
前回の続き2 byFAP ※前回、前々回の日記の続きなので、 前回までのあらすじ。 「その、あるもの、って何だ? 曖昧な言い方に対しストレートに斬りかかる。 本音は「話したくなくても話せ!」であるが、 『…後々の将来に役に立つものかな。』 相も変わらず曖昧な言い方である。 「後々なら、今すぐ必要じゃないだろう。」 とりあえずツッコミを入れる。 『いや、後々って言ってもすぐだけどね。』 それは後々とは言わん。 「それは、普通の人でも買うタイプのものか?」 おおまかに「怪しいもの」か「怪しくないもの」なのか 『ん〜…。欲しい人は、欲しいものだね。』 そりゃそうだろう。 そんな俺の不信感を感じ取ったのか、 『パチスロの攻略関係で…。』 ふむ。 「…台か?」 『いや…、攻略の情報。』 ……情報? 攻略情報に15万!? コイツは馬鹿か、とか思っていると 『いや、100%勝てるんだって!』 ニセ情報に踊らされてる奴は大抵そう言う。 「…証拠は何かあるのか?」 大層自信がおありのようなので、 『俺そういうパチスロ関連の会報取ってるんだけど、 それが証拠か。 「そこが有名かどうかなんて、俺にはわからん。 『○○○(アルファベット3文字?)っていう、 頭が痛くなってくる。 「で、その情報を買って、勝った人はいるのか?」 『うん、その会報に載ってるんだけど、 「会報に載ってる、って…。 『いや、ちゃんとホールでなんぼ勝ったか、っていう 「いや…、それは…」 偽造なんて簡単だろう。 『不思議がってる店員の写真とか…』 …彼は、きっともう手遅れだ。 『それで、その情報はあんまり知られるとマズいから、 「知られるとマズいのに売るのか。」 『だから人数が限定されてて、しかも他人に言ったら 「犯罪て…。契約違反か何かでか?」 『そうじゃないか、多分。』 「契約違反したって、どうやって向こうは判るんだ?」 『そこがわからないんだよな。』 君はアホですか。 「その攻略自体は犯罪じゃないのか。」 『いや、大丈夫らしい。』 らしい、か…。 『なんでも、RAMをどうにかするって…。』 なんか非常に犯罪くさいのですが。 『で、それは会長自身が使ってる 「上のランクて…。」 つーか、会長て。 『俺、前に確率変動させる方法を買ったんだけど、 「その情報は役に立ったのか。」 『最初は出たけど…。』 それは偶然というものではないか。 「それにしても、15万は高いだろう。」 『それでもホントは25万なんだぞ? ツッコミてえ! でも我慢する。 大人の余裕を見せつつ |
前回の続き3 byFAP ※前回、前々回、前々前回の日記の続きなので、 前回までのあらすじ。 「…まあ、それはわかったが。 無駄だと思いつつ、なだめてみる。 『そうか…。Nにも連絡しようとしてるんだけど、 コイツはNにも話を持ちかける気か。 「いや、連絡取れたとしても、 『だよなぁ…。』 とりあえず、Nに迷惑が行かないように軽く牽制。 「恐らく、友人のほとんどは貸してくれないだろう。 『いや、でも行ったことないから…。』 行ってたら怖い。 「普通はそうだ。 『いや、でも行ったことないからわかんないし。』 イラつく。 「とりあえず、身分を証明するもんは必要だろうな。 『いや、わかんない。親に聞かないと…。』 「じゃあ親に聞け。あと印鑑とかかな、多分。」 『どこがいいと思う?』 「俺も知らん。テレビでCMやってるとこなら 『そりゃ、電柱のは使わないって。』 使いそうだから心配している。 「とりあえず、無人契約機の説明だけ見てみれ。 『でもアレ、監視カメラとかで本部と繋がってるんだろ?』 お前は何をする気だ。 「見るだけで犯罪になるわけないだろ。」 『そりゃそうだけど…。』 歯切れの悪い奴だ。イラつきも募る。 「ただ、消費者金融もお勧めできない。 要するに、んなもん買うなと。 『でも消費者金融しかないからなぁ…。』 俺の言いたいことが伝わらなかったようだ。 『Nに連絡取りたいんだけどなぁ…』 まだNの線を諦めてなかった。 「お前、貯金はないのか? 『そりゃそうだ。 ローンがあるのに、更に金を借りるというのか。 「なんでローンがあるんだ?」 『いや、そこの会員になるために…。』 イヤな予感がする。 「…いくらしたんだ?」 『65万。』 コーヒーを噴出す。 『でも会員になると、旅行も安くなるし…。』 「お前、旅行行かないだろ。」 『今は、ね。』 いや、今後もほとんど行かんだろ。 『それと、弁護士安く使える券があったり…。』 なんだそれは。 『それに、そのパチスロ情報の優先権とか…。』 「そ、そうか…。」 怪しさ満点。 本当はここに書いてあること以上に そして40分を過ぎても話を終わらせる気配がない。 それでようやく帰る気配になったものの、彼はまだ もう一度念を押す。 「ただ、俺はそれを買うのはやめた方がいいと思う。 そう言うと、彼はこう言った。 『でも、本当に勝てるんだって。 騙される奴は大抵そう言う。 それにそれは「絶対勝てる」という根拠にはならない。 蛇足ではあるがちょっと聞いてみた。 「パチスロで1500万なんて返せるのか…?」 『大体一ヶ月で500万くらい稼げるから 根拠のない自信たっぷりの返答に、ぐうの音も出ない。 「…ま、もしお前が成功したら 『逆だろ? その時は俺がおごるって。』 「いや、お前を疑って悪かった、って意味でな。」 恐らく、俺が彼にコーヒーをおごることはないだろう。 しないと思うけど、成功を祈る。 というか、その「パチスロ関係」という話自体が、 うまかろうが、うまくなかろうが 終。 |
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